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やらかし救急箱 › 退職

退職代行で、会社と話さずに辞める手順

明日行きたくない。会社を通さずに終わらせる手順は、3行で済む。

  1. 退職代行に連絡する。弁護士か労働組合の代行に、申し込む。
  2. 本人は会社と連絡しない。会社への連絡は、代行が入れる。
  3. 会社に伝わった日の翌日から、2週間。期間の定めのない雇用なら、退職が成立する。※1※2

契約社員など、期間の定めのある契約は別です。契約の期間の途中で辞めるには「やむを得ない事由」が要ります(民法628条)。※3この3行は、期間の定めのない雇用の話です。

相手料金してくれること申し込み
弁護士法人ガイア総合法律事務所弁護士(法人)—退職に必要な手続きの代理有給消化、離職票・源泉徴収票の取り寄せ、残業代・退職金の請求傷病手当の申請のサポート※4提携の準備中
弁護士法人ZEN弁護士(法人)——提携の準備中
男の退職代行労働組合(合同労働組合toNEXTユニオン)21,800円(アルバイト・パートは18,800円)組合費 別途1,000円※5会社への連絡の代行公式は「交渉には応じておりません」と記載有給消化・給与の支払いは、希望に応じてサポート(可否は会社の判断)※5提携の準備中
わたしNEXT労働組合(合同労働組合toNEXTユニオン)21,800円(アルバイト・パートは18,800円)組合費 別途1,000円※6会社への連絡の代行公式は、退職代行後の交渉には応じないと記載有給消化は、会社の就業規則や判断による※6提携の準備中

公式サイトの表記を書き写しています。21,800円は正社員・契約社員・派遣社員・内定辞退など、18,800円はアルバイト・パート(社会保険未加入)の料金です。「—」は、記載を確認できなかった項目で、「ない」という意味ではありません。ガイアは公式の料金表が画像で、金額を文字として確認できませんでした。ZENは公式サイトの記載を確認できませんでした。確認日 2026-10-28。

バックレると、こうなる

バックレと退職代行の違いは1つ。退職の意思が、会社に伝わるかどうか。2週間は、伝わった日の翌日から数える。※2伝わっていなければ、数え始めてもいない。

  1. 出社しなかった日

    会社が、本人に連絡を取ろうとする。退職の意思は、まだ伝わっていない。

  2. 数日

    電話とメールが続く。届け出ている家族に、連絡が行くことがある。男の退職代行とわたしNEXTの公式は、親への連絡をしないよう会社に伝えるが、確実ではないと記載している。※5※6

  3. 就業規則の扱い

    懲戒解雇の事由は、あらかじめ就業規則に定めてあることが要る。※3※7定めがあっても、懲戒が客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められなければ、無効になる。※8どちらに当たるかは、就業規則の中身と事情しだい。この記事では判断しない。

  4. 書類

    離職票は、会社が離職証明書を添えて、資格喪失届を出さないと始まらない。期限は、被保険者でなくなった事実のあった日の翌日から10日以内。※9会社と連絡が取れないと、離職票が届かない。その場合は、住んでいる地域のハローワークに問い合わせる。※10源泉徴収票は、退職の日以後1か月以内に交付する決まり。※11

  5. 損害賠償の話

    民法415条は、債務の本旨に従った履行がないとき、これによって生じた損害の賠償を請求できると定める。※12請求するなら、会社が、生じた損害とその額を示す話になる。一方で、労働基準法16条は、違約金や損害賠償額をあらかじめ決める契約を禁じている。※13請求されるかどうか、認められるかどうかは事案による。この記事では判断しない。

辞め方を、ラクな順に

1退職代行

本人がやること
申し込みと支払い。貸与品の返却。離職票などの書類の受け取り。
かかる日数
連絡は依頼の当日から。男の退職代行とわたしNEXTの公式は、依頼当日の退職に対応すると記載している。※5※6退職が成立するのは、会社に伝わった日の翌日から14日。※2
向く人
会社の人と話したくない人。話せる状態でない人。

頼む先は3種類。違いは、何を交渉できるか。

  • 弁護士弁護士法72条は、弁護士でない者が報酬を得る目的で法律事務を取り扱うことを、原則として禁じている。※14ガイアの公式は、残業代や退職金の請求を行うと記載している。※4
  • 労働組合労働組合法6条は、労働組合の代表者などが、使用者と交渉する権限を持つと定める。※15ただし、男の退職代行とわたしNEXTの公式は、どちらも交渉には応じないと記載している。※5※6
  • 民間(弁護士でも労働組合でもない)交渉の権限を定めた規定は、弁護士と労働組合にある。民間には、この記事の出典に無い。会社に「伝える」ことと「交渉する」ことの境目は、争いのある論点で、この記事は線を引かない。上の表の4件に、民間はない。

2退職届を内容証明で郵送する

本人がやること
退職届を書く。会社に送る1通と、控えの謄本2通を、郵便局に出す。差し出せるのは、集配郵便局と指定された郵便局。※16
かかる日数
会社に退職の意思が伝わった日の翌日から14日。※2配達にかかる日数は、公式に固定の記載がない。配達証明を併用できる。※16
向く人
話すのは避けたいが、書面なら出せる人。

3自分で言う

本人がやること
就業規則の、退職の申し出の定めを読む。上司に申し出る。
かかる日数
就業規則に申し出の期間の定めがなければ、伝わった日の翌日から14日。定めがあり、その期間が社会通念上著しく長くない(例: 1か月前)ときは、トラブルを防ぐために、就業規則に沿って申し出るのが望ましいとされる。※2
向く人
話せる相手がいて、話す時間も取れる人。

費用

相手料金追加の費用返金支払い方法
弁護士法人ガイア総合法律事務所—銀行振込手数料は利用者負担※17—銀行振込※17
弁護士法人ZEN—
男の退職代行21,800円 / 18,800円 + 組合費1,000円「追加料金一切なし」と記載。組合費は別。コンビニ後払いは手数料3,200円(税込)※5退職できなければ全額返金と記載。条件は利用規約※5銀行振込、カード、PayPay など※5
わたしNEXT21,800円 / 18,800円 + 組合費1,000円「追加料金一切なし」と記載。組合費は別※6退職できなければ全額返金と記載。所定の要件あり※6銀行振込、カード、PayPal など※6

確認日 2026-10-28。料金の「21,800円 / 18,800円」は、前者が正社員・契約社員・派遣社員・内定辞退など、後者がアルバイト・パート(社会保険未加入)。わたしNEXTの購入ページは、22,800円と19,800円の表示で、組合費1,000円を足した額と同じ。税込かどうかは、公式の記載を確認できなかった。ガイアとZENの金額は、公式に問い合わせて確かめる。

よくある疑問

有給は使える?
労働基準法39条は、6か月継続して働き、全労働日の8割以上出勤した人に、10労働日の有給休暇を与えると定める。請求した時季に与えるのが原則で、事業の正常な運営を妨げる場合は、会社が時季を変えられる。※18退職までの2週間に充てられるかは、残りの日数と会社の対応しだい。男の退職代行とわたしNEXTの公式は、有給消化は会社の就業規則や判断によると記載している。※5※6
最後の給料は出る?
労働基準法23条は、退職した人から請求があれば、会社は7日以内に賃金を支払うと定める。賃金に争いがあるときは、異議のない部分を、その期間中に支払う。※19
退職金とボーナスは?
退職金は、法律で支払いが義務づけられているわけではない。会社に退職金の制度があれば、その定めに従って払う義務が生じる。請求の時効は5年。※20退職手当の定めをする会社は、就業規則に、適用される範囲や支払いの時期などを書く。※7ボーナスの退職時の扱いは、公的な資料で一律の決まりを確認できなかった。就業規則や賃金規程の、賞与の条件を見る。
会社から電話が来たら?
男の退職代行とわたしNEXTの公式は、本人に連絡しないよう会社に伝えると記載している。強制力はなく、連絡が来る可能性があるとも記載している。※5※6来たときの扱いは、申し込む前に代行に聞いておく。
寮・社宅に住んでいる
公的な資料で、退職と同時に退去する期限を一律に定めた規定を確認できなかった。退去の期限は、社宅規程や契約書に書かれている。手元の書類で確かめて、申し込むときに代行に伝える。ガイアの公式は、対応する項目に「社宅」を挙げている。※4
会社の貸与品は?
男の退職代行とわたしNEXTの公式は、最終出社日に置くか、本人から郵送すると案内している。※5※6ガイアとZENは、記載を確認できなかった。
離職票はいつ来る?
会社が、被保険者でなくなった事実のあった日の翌日から10日以内に、ハローワークへ資格喪失届を出す。※9離職票は、離職後に郵送で届く。届かないとき、会社と連絡が取れないときは、住んでいる地域のハローワークに問い合わせる。※10男の退職代行とわたしNEXTの公式は、退職後に本人宛に郵送するよう会社に伝えると記載している。※5※6到着までの日数は、公的な資料に記載がない。
転職先に知られる?
退職代行の利用が転職先に伝わる仕組みは、公的な資料で確認できなかった。確認できたのは、前の会社が問い合わせに答えるときの決まり。第三者から、退職した従業者の在籍確認や勤務状況を問い合わせられても、本人の同意か、法律上の例外に当たる場合を除いて、会社は答えられない。※21

申し込み

出典(21件)